ダンスを始めたいけれど、「自分に合うジャンルは?」「種類が多すぎて選べない」と迷っていませんか?
体を動かしてストレス発散やシェイプアップをしたい方もいれば、新しい趣味がほしい方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、人気の23種類のダンスジャンルとその特徴を紹介し、初心者におすすめのジャンルも紹介します。
【23種類】人気のダンスジャンル一覧と特徴
ここでは、人気の23種類のダンスジャンルを紹介します。
それぞれの特徴や魅力を詳しく見ていきましょう。
1.ヒップホップ
ヒップホップダンスは、1970年代にアメリカ・ニューヨークのブロンクスで生まれたストリートダンスの一種です。
リズムに乗って自由に身体を動かすスタイルが特徴で、現在ではジャズダンスの要素を取り入れたジャズヒップホップや、洗練された動きが特徴のLAスタイルなど、さまざまな派生スタイルが存在します。
型にとらわれず、インストラクターやダンサーによって表現方法が異なるのも特徴の一つです。また、時代や流行に合わせて振り付けや動きが進化し続けるのも魅力です。


ヒップホップダンスクラスは、多くのダンススクールで開講されており、初心者向けクラスも充実しているため、初めてダンスに挑戦する人にもおすすめです。
2.ガールズヒップホップ
ガールズヒップホップは、ヒップホップを基盤に、女性らしいセクシーさやキュートさを取り入れたスタイルです。
腰や胸を使った柔軟な動きが特徴で、安室奈美恵さんや倖田來未さんのような、しなやかでかつキレのある振り付けが多く見られます。
セクシーさとクールさを両立させるため、体の各パーツを自在に動かすアイソレーションの習得が重要です。
3.ポップ
ポップダンスは、筋肉を弾くように動かす「POP(ポップ)」という技術が名前の由来です。
瞬間的に体の一部を弾くヒットや、波打つように見せるウェーブなど、独特な動きが特徴です。


キング・オブ・ポップとして知られるマイケル・ジャクソンの代表的なムーブ「ムーンウォーク」も、このポップダンスの動きを応用したものです。
4.ハウス
ハウスダンスは、クラブで流れるハウスミュージックに合わせて踊るダンススタイルです。軽快で素早いステップやターン、床を使ったフロアワークが特徴です。
流れるような足さばきとリズミカルな動きが魅力で、しなやかさと力強さを兼ね備えた自由度の高いダンススタイルです。
5.ロックダンス
ロックダンスは、ストリートダンスの一種で、動きの途中に一瞬静止し、ポーズを決める「ロック(鍵をかける)」動作が特徴です。
腕や手首を使ったダイナミックな動きが多く、指をさす「ポイント」や手首を回す「トゥエル」など、個々の技に名前がついています。
6.VOGUE(ヴォーグ)
VOGUEは、ファッション雑誌『VOGUE』のモデルがポーズを取る姿に由来するダンスジャンルです。
ダンサーが、腕を大きく動かしながら流れるように、まるで表紙の一部のようなポーズを決める動作が特徴的です。
7.ブレイクダンス
ブレイクダンスは、1970年代にニューヨーク・サウスブロンクスで生まれたダンススタイルで、「ブレイキン」とも呼ばれます。
音楽に合わせて、床を使った回転技や逆立ち、ジャンプなどのアクロバティックな動きを取り入れるのが特徴的です。
ダンスバトル文化とも深く結びついており、現在ではオリンピックの正式種目にも採用され、競技ダンスとしても注目を集めています。
8.アニメーションダンス
アニメーションダンスは、コマ送りの映像のような独特な動きが特徴のダンススタイルです。
関節を細かく動かしながら、一瞬ずつ動きを止めてポーズを作ることで、ストップモーションのような表現を生み出します。
代表的な技には、振動するように見せる「ヴァイブレーション」や、時間がゆっくり流れるような「スローモーション」があります。
一般的なストリートダンスよりも緻密な動きが求められ、パフォーマンス要素が強いのが特徴です。人間離れした幻想的なパフォーマンスで観客を魅了する、個性的なジャンルです。
9.アイドルダンス
アイドルダンスは、J-POPやK-POPなどのアイドルグループの楽曲に合わせて踊るダンススタイルです。キャッチーで覚えやすい振り付けが特徴で、初心者でも挑戦しやすいジャンルです。
アイドルグループのコンセプトに合わせて、元気でポップな振り付けから、キュートで可愛らしいもの、大人っぽいセクシーなスタイルまで幅広いバリエーションがあります。
10.K-POPダンス
K-POPダンスは、韓国のアイドルやアーティストがパフォーマンスするダンススタイルです。
ヒップホップやジャズをはじめ、コンテンポラリーやストリートダンスの要素も取り入れられ、洗練された振り付けと表現力が特徴です。


TWICEやBTSといった人気グループの振り付けをコピーできるクラスもあり、K-POPファンにとっては特に魅力的なジャンルでしょう!
11.チアダンス
チアダンスは、スポーツの応援やショーなどで披露される、ダンスとアクロバットを組み合わせたパワフルなジャンルです。
ダンスの技術だけでなく、柔軟性やリーダーシップ、協調性も養えるため、子どもから大人まで幅広い年代に親しまれています。
12.ベリーダンス
ベリーダンスは、中東やアラブ文化圏で発展した伝統的なダンススタイルです。
特徴的なのは、腰をなめらかにくねらせる動きや、腕や手首をしなやかに使った表現力豊かな振り付けです。優雅で女性らしい動作が多く、くびれ作りや体幹強化に役立つとも言われています。
13.ポールダンス
ポールダンスは、固定されたポールを使い、アクロバティックな動きや優雅なパフォーマンスを繰り広げるダンススタイルです。
ポールを使って空中で回転したり、逆さまの状態でポーズを決めたりする動きが特徴です。
エクササイズ効果も期待できるため、近年ではフィットネスとしても人気が高まっています。
14.バーレスク
バーレスクダンスは、かつてのキャバレー文化にルーツを持つ華やかなショーダンスです。
女性の色気や力強さを表現するスタイルが特徴で、映画『バーレスク』によって、その魅力が広く知られるようになりました。
ポールダンスやショーガールと並ぶ、「3大セクシーダンス」のひとつとも言われており、女性らしい優雅な動きとダイナミックなパフォーマンスが魅力のジャンルです。
15.ジャズダンス
ジャズダンスは、舞台や映画、ミュージカルなどで広く踊られるダンススタイルです。
1920年代のアメリカで、ジャズ音楽に合わせて踊られたのが起源とされています。
バレエの動きを基礎に持ち、ターンやジャンプなどのテクニックが求められるほか、しなやかさや柔軟性も重要な要素です。


アイドルやシンガーのバックダンサーの振り付けにも多く取り入れられており、テレビ番組などで目にする機会も多いダンスです。
16.ジャズファンク
ジャズファンクは、ジャズダンスのしなやかさに、力強さやグルーヴ感のある動きを融合させたダンススタイルです。
ヒップホップやストリートダンスの要素も取り入れ、ジャズ、R&B、ポップスなど多彩な音楽に合わせて踊られます。
しなやかでセクシーな動きから、クールでキレのある振り付けまで、ダンサーの個性や表現によって多様なスタイルが生まれるのが特徴です。
17.バレエ
バレエは、14〜16世紀にフランスやイタリアで発展した舞台芸術で、優雅で洗練された動きが特徴です。手足のポジションや回転、ジャンプなどが厳密に決められています。
柔軟性やバランス感覚、全身のコントロール能力を養うだけでなく、姿勢改善やダイエット効果も期待できるため、大人の習い事としても人気です。
また、ジャズダンスやコンテンポラリー、テーマパークダンスの基礎ともなり、しなやかで洗練された動きを身につけられるのも魅力です。
18.コンテンポラリー
コンテンポラリーダンスは、クラシックバレエやモダンダンスなどの要素を取り入れながら、形式にとらわれず自由に表現する現代舞踊の一種です。
ダンサーは音楽や空間、自身の感情を身体を通じて自由に表現します。決まったテクニックや形式がなく、個々の身体能力や発想によって無限の可能性が広がるのが魅力です。
19.テーマパークダンス
テーマパークダンスは、ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどのショーで披露される、エンターテイメント性の高いダンススタイルです。
バレエやジャズを基礎に、ヒップホップやロックダンスの要素を取り入れ、ショーの世界観に合わせた演出やストーリー性のある振り付けが特徴です。


ダンスレッスンでも、テーマパークのパレードやショーの曲が使用されることが多く、モチベーション高く続けられるでしょう。
20.ミュージカルダンス
ミュージカルダンスは、舞台上で音楽や歌、演技とともに披露されるダンススタイルです。
クラシックバレエやジャズダンス、タップダンス、コンテンポラリー、ストリートダンスなど、多様なジャンルの要素を組み合わせた複合的なスタイルが特徴。振り付けはストーリーに沿って作られます。繊細でドラマチックな振り付けが魅力で、観客を物語の世界へ引き込む力を持つダンスジャンルです。
21.フラダンス
フラダンスは、ハワイの伝統的な踊りで、ハワイ語で「歌」や「詩」を意味する「フラ」の音楽に合わせて踊られます。
もともとは神話や伝説を表現する文化的・宗教的な要素を持つダンスで、手や腕のしなやかな動きで自然や物語を表現するのが特徴です。緩やかなリズムに合わせて踊ることで、心身をリラックスさせる効果も期待できます。
22.フラメンコ
フラメンコは、スペイン・アンダルシア地方発祥のダンススタイルです。
ギターやカホン(打楽器)、歌、手拍子などのリズムに乗せて踊り、力強い足踏みや情熱的な手の動きが特徴です。
踊り方には、ソロで踊る「ソレア」や複数人で踊る「セビジャーナス」など、さまざまなスタイルがあります。
23.社交ダンス
社交ダンスは、2人で踊るペアダンスの総称で、ワルツやタンゴ、ルンバ、チャチャチャなど多彩なスタイルがあります。
リードとフォローの役割があり、パートナーとの連携が求められるダンスです。


ダンススキルだけでなく、姿勢やマナー、コミュニケーション能力の向上にも役立ちます!
初心者におすすめのダンスジャンルは?
初心者におすすめのダンスジャンルは、「リズムトレーニング(リズムダンス)」です。
ダンススクールのリズムトレーニング(リズムダンス)のクラスでは、基本的なステップや、音楽に合わせる感覚を養えます。比較的動きがシンプルで、かつレッスンもゆっくり進む場合が多く、未経験者でも安心して始められます。
また、ヒップホップやジャズダンスの基礎的なステップやリズム感を楽しく習得できるため、他のジャンルへのステップアップもしやすくなります。
ダンススクールを選ぶ際は、「リズムトレーニング」クラスの有無を確認し、まずは体験レッスンに参加してみましょう。詳しくは以下の記事をご覧ください。


自分に合ったダンスジャンルの選び方
自分に合ったダンスジャンルを選ぶには、以下のポイントを基に考えると、より自分に合ったスタイルを見つけやすくなります。
| 選択基準 | 基準の内容 | おすすめのダンスジャンル |
|---|---|---|
| 音楽の好み | ヒップホップが好き | ヒップホップ・ブレイクダンス・ロックダンスなど |
| 世界観のある音楽が好き | テーマパークダンス・ミュージカルダンス・ベリーダンス・フラダンスなど | |
| テーマパークの雰囲気が好き | ジャズダンス・テーマパークダンス・ミュージカルダンスなど | |
| 自分の性格・好み | カッコいい踊りが好き | ストリート系(ヒップホップ・ロック・ブレイク) |
| 優雅な動きが好き | バレエ・コンテンポラリーダンスなど | |
| アイドルが好き | アイドルダンス・K-POPダンスなど | |
| ダンスを始める目的 | リズム感を鍛えたい | リズムトレーニング・ヒップホップなど |
| 運動不足解消 | リズムトレーニング・エアロビクス系ダンスなど | |
| 表現力を磨きたい | コンテンポラリー・ジャズダンス・テーマパークダンス・ミュージカル・バレエなど |
体験レッスンで自分に合ったダンスジャンルを見つけよう
気になるダンスジャンルがある場合は、積極的に体験レッスンに参加してみましょう。
実際に踊ってみることで、リズムの取り方や振り付けの難易度などを体験でき、自分に合うスタイルが分かります。
まずは気になるクラスを試し、楽しみながら続けられるダンスを見つけてみましょう!
以下では、初心者におすすめのダンススクールを紹介しています。
































